巻きやすいウィッグこそ
上達への近道
私の体験を元に手入れの仕方を紹介していきます!
天国から地獄
私はワインディングがとても得意でした。クラスでも上位に入る腕前で、楽しい学校生活を過ごしていました。
ですが2014年の専門学生1年の終わりに楽しい日々を変える出来事がありました。
1番仲の良い友達が突然学校を辞めました。
毎日一緒に過ごしていて、これからも一緒だと思っていたので、突然いなくなってしまったことで、心にポッカリ穴が開いたような感覚になりました。
何に対してもやる気を失ってしまい、ワインディングの実力もみるみる落ちてしまった2年生の始め。
トキメキから始まる転機
クラス内でワインディングの試験がありました。20分という制限時間の中でどれだけキレイに巻けるかをクラスメイトと競います。
ピピピピピピッ!終了〜
20分はあっという間に終わり、私の目の前には、巻き終わらなかったロッドと、ロッドがガタガタについているウィッグ。
バーーン!!コロコロコロ~
何もかも嫌になり、私はロッドの入ったボックスを床に投げつけました。
クラスがシーンと静まりかえり、
気づいたら私はそう呟いていました。
その時一番最初に動き出したのは、クラスで1番ワインディングが上手な北村一輝似のクラスの男の子。
ロッドを拾い集めてくれて一言
恋でも始まるんか…
思わずトキメキました(笑)
それから彼に教わる日々が開始しました。
クラストップと最下位の違い
まず、彼と私の違いは何かを探し、彼のウィッグのコンディションがめちゃくちゃ良いことに気付きました。
(私のウィッグはコームが引っかかって髪をとかすことも困難でした)
「コーミングの時間が無くなればタイムアップに繋がるね!このトリートメント使ってみて!」
ウィッグにトリートメントをつけて10分後洗い流してみると
「何これすごい!トゥルトゥル」
引っかかりが良くなりコームが通りやすくなりました!
「もし引っかかっても優しくコーミングしてね!強くやると切れ毛の原因になって仕上がりがキレイにならないから」
それから私は毎日ウィッグにヘアパックをしてから帰るようになりました。
扱いやすくなったウィッグのおかげで制限時間内に巻き終わるようになり少しずつ実力を取り戻しました
結論
この経験のおかげで、道具のコンディションの大切さを学びました。
実力があっても道具のせいで本領を発揮出来ない人はたくさんいるのではないかと思い、手入れの仕方を発信しようと思いました。
本当はクラストップになれる腕前があるのに、道具のせいでビリになるなんて嫌ですよね?
より上を目指していきたい方は、是非次の方法を試してみてください!
オススメのトリートメント
・水分ヘアパック(SHISEIDO)
・ELSEVE(L’Oréal Paris)
この2つは、ツルツルになると私のクラスでダントツに人気でした!
クラストップの北村一輝似の彼は、水分ヘアパックを使っていたので、私はもちろん水分ヘアパックを使っていました!
ウィッグの手入れの仕方
- ウィッグをよく濡らす(髪の毛は水濡れるとキューティクルが開きやすくなる性質があるので、中にトリートメント成分が入りやすくなるようにする)
- 軽く水気を切り、トリートメントを付ける(根元付近から塗り漏れがないよう全体に塗布する)
- 全体をコーミングする(トリートメントが均一に付着するのと、より髪の中に浸透しやすくなる)
- 5〜10分放置する(トリートメントが浸透するのを待つ)
- ぬるま湯を溜めて髪にかけながら軽く揉みこむ(チェンジリンスという方法でより中に浸透させてくれる)
- 洗い流す(流しすぎてキシキシにならないように注意!少しヌルッとしてるかなくらいの方が油分のおかけで、ペーパーに張り付きやすくなるのと、ツヤが出て見える)
これで作業は以上になります!
⚠︎トリートメントとリンス・コンディショナーは別物になります。トリートメントは内部の補修をしてくれるものですが、リンス・コンディショナーは表面に付着させるものですので、ご注意を!
ツルツルのウィッグでより上を目指していってください!